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核酸

体内で作る核酸と食べ物から摂取する核酸の違い

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核酸を合成する2種類の方法

 

 さて、核酸は体内でどのように作られているのでしょうか。合成方法には、次の2通りがあります。

 

 1つは、「デノボ合成」と呼ばれる方法。これは、一般の食品に含まれているアミノ酸やアンモニア、炭酸ガスなどの簡単な化合物を原料とし、肝臓や腎臓の一部で合成するというものです。

 

 もう1つは、塩や精製した糖を除き、すべての食品に含まれる核酸やその分解物(ヌクレオチド・ヌクレオシド)を利用して各細胞で行っている「サルベージ合成」です。

 

 生体では常に一定量の核酸が保存される仕組みになっているため、食事から補給する核酸(サルベージ合成)が多ければ肝臓で作られる核酸(デノボ合成)の量が減り、逆に補給の量が少なければ肝臓で合成する必要が生じてきます。肝臓や腎臓で二次的に合成するのであれば、わざわざ食品から摂り入れる必要はないように思えますが、それは全くの誤解で、この2つの合成方法には大きな違いがあります。

 

 食品から摂取した核酸は、消化管内で膵臓から分泌される分解酵素(ヌクレアーゼ)によってヌクレオチド(リン酸・糖・塩基)に、さらに、ホスファターゼという分解酵素によってヌクレオシド(糖・塩基)に分解され、そのヌクレオチドとヌクレオシドが素早く体内に吸収されます。その吸収率は約70〜90%と、非常に高率であることがわかっています。そして、赤血球によって血管内を移動し、全身の約60兆個に及ぶ細胞にプールされます。

 

 この流れで核酸を利用することをサルベージ合成を呼んでいます。食事由来の核酸は、摂取してから最小単位のヌクレオチドおよびヌクレオシドの形に分解・吸収され、生体活動に生体活動に利用されるまでのプロセスが速やかに行われるのが特徴です。

 

 これに対して、腎臓によるデノボ合成の核酸は、アミノ酸などからヌクレオチドおよびヌクレオシドが合成されるまでに10段階以上のプロセスを要します。結果的に、食品から核酸を摂取した場合に比べ、より多くのエネルギーを費やしてしまうことになるのです。

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 したがって、食品からの核酸摂取量が十分に満たされていれば効率良く利用することができます。「食べ物から核酸を摂取するということは、生き物の遺伝子を食べること。ほかの動植物の遺伝子を食べて大丈夫なのか?」と疑問に思う方もいると思うが、「牛の遺伝子を食べて牛になる」といった心配をする必要は皆無です。

 

 地球上の生き物は、すべてA・T・G・Cの4つの塩基が遺伝子を構成しており、その配列に遺伝子情報があるわけですが、消化によりA・T・G・Cがバラバラになると、そこには遺伝情報がなくなるため、そういった心配がないのです。口にするまで高分子だった核酸も、酵素による分解を重ねていくうちに、なんの情報ももたない低分子の状態に変化していきます。したがって、牛や豚の核酸を食べたからといって牛や豚の体つきになることは決してありません。

 

 核酸の必要摂取量は、年齢や健康状態によって違いますが、目安としては体重50kgの成人の場合で約2gと言われています。

 

 栄養価が高いことで知られる卵や牛乳には、残念ながら核酸がほとんど含まれていません。食品の中でずば抜けて核酸を多く含むのは、サケの白子(精巣)などの魚の白子、ビール酵母などの酵母、ちりめんじゃこ、カツオ節、ハマグリ、ノリ、大豆、レバーなどです。

 

 しかし、含有量の多いサケの白子(DNAが多い)や酵母(RNAが多い)は、日常の生活にはあまりなじみのない食品であり、これらの食品を毎日そのままの状態で必要な分だけ摂取するのは困難です。また、それ以外の一般的な食品にしても、毎日摂るとなるとついめんどくさいが先立ってしまい、取りしまいがちになることもあるでしょう。

 

 そこで、核酸原料を用いた市販の健康食品やサプリメントを日常的に利用することをオススメします。「サケの白子エキス」が含有されたサプリメントなどの製品は、脂質が省かれているため、コレステロールの心配もなく、長期保存しても変質しにくいです。しかも、1日に必要な摂取量を簡単かつ効率良く摂ることができるのが最大の利点です。

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