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遺伝子ってなに?iPS細胞ってなに?

iPS細胞について 人体を構成する細胞の特殊性とは?

ES細胞(胚性幹細胞)とiPS細胞の違いは?

投稿日:08/15/2015 更新日:


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 最近よく話題になっているものにiPS細胞(人工多能性幹細胞)があります。みなさんもテレビや新聞、雑誌などで一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

 iPS細胞は人工的につくられた万能細胞(多能性幹細胞)のことで、2006年に京都大学の山中伸弥教授らのグループが、マウスの線維芽細胞を使って世界で初めて作成に成功しました。教授らは体細胞に数種類の遺伝子を人工的に組み込むことによって、万能細胞であるES細胞のようの非常に多くの細胞に分化できる分化万能性と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能をもたせることに成功しました。さらに山中教授は、2007年にヒト皮膚細胞からヒトのiPS細胞の樹立にも成功しています。

Shinya_yamanaka10山中伸弥教授 (写真:wikipedia)

 このiPS細胞、いったいなにがそんなにすごいのでしょう。簡単にいってしまえば、「幹細胞と万能細胞の違いは?」でお話したようにプラナリアは、成長してもその体内に万能細胞が残っているため体を3つにちょん切っても、尾から胴体が、胴体から頭や尾が生えてきます。しかし、高等動物である私たちの体の中には万能細胞など残っていないので、プラナリアや「トカゲのしっぽは生えるのに、なぜ人間の指は生えないのか?」で述べるトカゲのしっぽのような現象は起こりません。「私たちの体の中に自分自身の万能細胞が残っていないのならつくってしまえ!」そして実際に「つくってしまった!」というのがもっともインパクトのある部分なのです。

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iPS細胞の顕微鏡写真(iPS細胞の顕微鏡写真)

プラナリアの分化(プラナリアの分化)

 

 いままで、生物を構成すつ数々の細胞に分化しうる万能細胞は、動物に発生初期段階である胚盤胞期の胚の一部である内部細胞塊や、そこから培養されたES細胞およびES細胞と体細胞の融合細胞、一部の生殖細胞由来の培養細胞のみにしか見られない特殊能力と考えられてきました。ところがiPS細胞は、生体外で、倫理上すべての組織や臓器に分化誘導することが可能な万能細胞です。つまりヒトの患者自身の細胞からiPS細胞を作成できれば、拒絶反応のない組織や臓器を作成でき、それが移植することができるようになると思われます。また、ヒトES細胞の使用において懸案事項であった、胚盤胞を失うことに対する倫理的問題の解決にもつながることから、再生医療の現実ものもとなる日が近いかもしれません。

 

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-iPS細胞について, 人体を構成する細胞の特殊性とは?
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  1. […] 命の再生能力は、その生物によってだいぶ様相が異なります。例えば、『ES細胞(胚性幹細胞)とiPS細胞の違いは?』で取り上げたプラナリアは前後3つに切ると、頭部から腹部以降が、尾 […]

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