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 科学の発展にともなって私たち人類は多くのものを手に入れてきました。医学の分野では万能細胞(胚性幹細胞:ES細胞、人工多能性幹細胞:iPS細胞)を操り、髪の領域に足を踏み入れることも可能になったといっても過言ではありません。

 

 宇宙旅行、パソコン、携帯音楽プレイヤー・・・・・。貪欲なまでに私たちは不可能も可能にしてきました。その結果、私たちの生活は驚くほど快適に、しかも安全になりました。医学の分野も同じことがいえます。天から与えられた私たちの体を修理して(治して)使う、いわば古典的な医学ではなく、私たちの体そのものをつくってしまうという再生医療。

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 得るものばかりで失ったのはほとんどなにもない生命科学の発展は、私たちにプラスのことばかりを与え、マイナスの要因などないように考えがちです。確かにその通りで、マイナスのことはあまり考えられないのも事実です。

 

 そのため最後に、私自身を含め、再生医療という新しい技術で私たちが失うものはないかを考えることも、もしかしたら必要かもしれません。

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