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遺伝子ってなに?iPS細胞ってなに?

iPS細胞について 生命の基本単位である遺伝子と容器としての細胞

細胞とはなにか?

投稿日:07/12/2015 更新日:


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 細胞とはなんでしょうか?

 

 国語辞典を引くと、「生物の体を組み立てているいちばん小さな単位」と記載されています。どうやら私たちの体は、この細胞からできているようです。

 

 細胞は、一般的には数ミクロン程度の大きさしかなく、哺乳類で一番大きな細胞である卵子でも100ミクロン程度で、決して肉眼で見ることはできません。しかし17世紀、イギリスのロバート・フックが、顕微鏡でコルクガシのコルク層の小片を観察し、細胞を発見しました。19世紀には、ドイツの生物学者であるテオドール・シュワンマティアス・ヤコブ・シュライデンが、細胞は生物共通の構造で発生の基本単位であるとする細胞説の基礎を築きました。

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リタ・グリアによるロバート・フックの肖像

(写真:Wikipedia)

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 こうして発見された細胞ですが、1つひとつの細胞が独立して生きていくような単細胞生物もいれば、同じような細胞が集まってコロニーや群体を形成して一緒に生きていくようなもの、1つひとつの細胞に分かれては生きていけないほどまで特殊化した多細胞生物まで、実に様々な形態があります。

 

 ちなみに私たちのヒトの体は、約60兆個の細胞が集まり、約220種類の細胞組織で構成されています。また、個々の細胞は独立あるいはほかの細胞と共同で、工場のように様々な作業が行われています。

 

 細胞はそれぞれ核をもち、核の中にはDNAが存在し、このDNAがもつ遺伝情報をもとにタンパク質などがつくられます(これを機能物質への変換といいます)。外部から食物として取り入れた物質を細胞の構成要素となるタンパク質の原料に利用したり、エネルギー生産に利用したり、その副産物を放出したりする代謝が行われています。そしてその機能を維持したまま、細胞は分裂することで増えていきます。このように細胞そのものが「生きている」のです。そのため、細胞は生命の単位ともいわれています。

 もちろん、細胞そのものを個体(細胞の集合体で1つの生命と呼べれるもの、つまりヒトなど)から分離して生かすことも可能です。そしてここに、再生医療の基本原理があるのです。

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