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遺伝子ってなに?iPS細胞ってなに?

iPS細胞について 生命の基本単位である遺伝子と容器としての細胞

無限(遺伝子)と有限(生命)の境界

投稿日:07/12/2015 更新日:


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生命とはなんでしょうか? 私たちが生命を感じるときはどんなときでしょうか?

 

 みなさんが自分の心臓に手を置いたとき、血液の流れている音が聞こえてくると思います。激しい運動をすると激しい音になり、絶えず環境に合わせて変化しているのを感じます。また、海岸で貝を拾ったとき、貝が動けば生命を感じることができますが、たんなる貝殻だけでは生命を感じることができません。このように生命とは、その動きが感じられるものなのです。そしてその動きの源(遺伝子)は後世に絶え間なく伝えられていくもので、動物・植物問わず、すべての生命に共通なのです。

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 生命系を構成している細胞の1つひとつには、この遺伝子の働きかけでそれぞれの場所にふさわしい形と働きをしています。では、生物から遺伝子を取り除くとどうなるでしょうか?

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 緑藻類に属する単細胞生物であるカサノリは、全体が傘の形をしていて、根元には1個の核(遺伝子が存在している場所)をもっています。いま、核を含む部分と含まない部分に分けるとします。そうすると核があるほうはそのまま生命活動を続けますが、核がないほうはやがて死んでしまいます。このように生命は、自己の遺伝子がなければ生きていくことができません。「生命」と「遺伝子」、お互いに切っても切れない関係にあるといえます。

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 遺伝子には大きく分けて2つの役割があります。1つは、遺伝子のもつ遺伝情報を発現し、タンパク質をつくる役割です。遺伝情報とは生命の設計図のことで、その設計図をもとに手がつくられたり、目がつくられたり、足がつくられたりします。そして手足を動かすエネルギーを食物からつくりだすのも、この設計図に従います。すなわち遺伝情報の発現とは、設計図の実行のことです。

 もう1つは、親のものを子に伝える役割です。このように遺伝子は生命にとって重要な役割を果たしており、生命を定義するたまに欠かせないものなのです。

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